
12月26日にBUYMAの利用規約が改定され、出品画像のルールがさらに厳しくなりました。
今まで通り出品画像を使うことはできないの?
無在庫販売は難しくなるの?
とお問い合わせをいただくこともあります。
そこで今回は出品画像のルール変更にある背景と、私なりの対策方法をまとめてみました。

目次
利用規約改定の内容
まず、今回の利用規約改定の内容を簡単にご説明させていただきます。
こちらのページにあるように、第三者が著作権を含むECサイトなどの画像を勝手に使用し、著作権を侵害する行為を行ってはいけませんと利用規約に追記されました。
また、こちらのページにあるようにBUYMA事務局から要請があった場合、第三者からの利用許諾の裏付けとなる資料・情報の提出が必要になる場合があるそうです。

また、商品出品の際に以下の画面が追加されました。
出品画像は、パーソナルショッパー様ご自身が著作権を保有している画像、または第三者様から利用許諾を得た画像である必要があります。
また出品画像については、BUYMA事務局から許諾内容の確認をさせていただくために、資料・情報の提出をお願いする場合があり、その場合には裏付け資料・情報をご提出いただく必要があります。
とあり、上記内容に同意するにチェックを入れる仕様となりました。
さらに下にスクロールすると、
この出品商品について、会員規約違反の可能性があると当社が判断した場合、予告なく当該出品を削除することがございます。
との記載があります。
利用規約改定の背景
このように利用規約を改定し、ルールを厳しくすることでより無在庫販売をしにくい環境が出来上がりました。
しかし…そもそも、無在庫販売を売りにするBUYMAがなぜこのようなルールを強化することになったのか。
これはBUYMA運営側にとってもメリットなどなく、自分の首を絞める行為だと言えます。
この利用規約改定の背景には、おそらくですがBUYMAが出品画像の使用に関して厳しくなったというより、一部の大手ブランドからの取り締まりが厳しくなったと言えるのではないかと思います。
Farfetchの画像利用もBUYMAでは禁止されていますが、こちらもおそらくFarfetchがBUYMA運営に指摘したというより、一部のブランドがFarfetchに指摘をし、それをFarfetchがBUYMA運営に指摘しているという構図なのではないかと予測されます。
つまり、BUYMA運営としては建前として画像利用の著作権についてアナウンスしている…とも取れるのではないでしょうか。

対策
さて、それでは実際にどのような対策を行えばよいのか?
無在庫販売をやめて在庫を持ち、自分で撮影した写真を使用するのか?
ブランドやECサイトに画像利用の申請を出すのか?
それはご自身で考えて責任を持って行動していただければと思いますが、
私は今まで通り出品活動をしています。
その理由は以下の通りです。
- すべての出品画像の利用許諾の調査を行うのは莫大なコストがかかり現実的に不可能
- 調査対象となるのはおそらく指摘を受けた大手ブランドなどが中心となる
- 利用許諾の裏付け資料を出せなかったとしてもすぐにアカウント停止になるとは考えにくい
実際に海外のブランドとディスカウント交渉をする際、「BUYMAでこのように御社のブランド商品を販売させていただいております」とBUYMAのURLを送ったことがありますが、画像の使用について注意を受けることは稀であり、むしろ好意的に受け止めてくれることがほとんどです。
画像を使用する際に気をつけるとしたら、有名な大手のブランドの画像使用について特に気をつける必要があるかもしれません。
まとめ
いかがでしょうか?
利用規約改定で今まで通り無在庫販売は難しくなるのかとドキドキしてしまいますね。
こちらはまだまだ情報が少ないので、BUYMA運営が実際にどのような対応を取っていくのか、今後の動向に注目です。
大手の有名ブランドばかり出品していたり、ひとりで活動していて不安だという方はコンサルティングなども承っておりますので興味があればお声がけください。
