
今回はBUYMAで活動するうえで役に立つモデリングリサーチについてお話させていただきます。
リサーチにも少しずつ慣れてきて商品の受注も取れるようになってきたら、モデリングリサーチという手法を用いてさらに効率よく利益を取ることにチャレンジしてみましょう。
まずは正しいモデリングリサーチの方法を学ぶことが大切です。
目次
モデリングとは
心理学においてモデリング(英: Modelling)とは、何かしらの対象物を見本(モデル)に、そのものの動作や行動を見て同じような動作や行動をすることである。
人間(主に子供)の成長過程では、モデリングにより学習・成長するとされている。思春期から大人にかけての時期では、憧れの意識から、対象の人物に少しでも近づきたいという心理が発することがある。また、芸能人のファンがその対象人物のファッションや仕草などを真似るのは、モデリングのひとつである。
-Wikipediaより引用-
モデリングとは、簡単に言えば『真似をすること』です。
BUYMAである程度、結果を出しているショッパーの扱う商品やブランドはもちろん、戦略などを見て真似をし、自分の活動に役立てていくことを言います。
ただ、結果が出ているショッパーだったら誰でも真似をすればよいという訳ではありません。
ですので今回は、モデリングをするショッパーを選ぶ際の基準、またどの部分をモデリングするとよいかということを具体的にお話させていただきます。

モデリング先探しの方法
モデリング先探しの方法ですが、順番に見ていきましょう!
ショッパーの居住地
まずはショッパーの居住地です。
基本的に国内在住のショッパーは国内在住のショッパー、海外在住のショッパーは海外在住のショッパーを選ぶとよいです。
国内(海外)在住のショッパーが海外(国内)在住のショッパーを真似できないわけではありませんが、居住地が同じ方がモデリングがしやすい傾向にあります。
ショッパーの属性
BUYMAには下記3種類のショッパーが存在します。
BUYMAのショッパーの種類
- パーソナルショッパー
- プレミアムショッパー
- SHOP
パーソナルショッパー
個人でBUYMAをスタートさせた方の多くはこちらのパーソナルショッパーに該当します。
プレミアムショッパー
販売実績が多く、優良な取引を行っているショッパーです。
SHOP
自社のオンラインショップや実店舗を持つ、BUYMAの出店審査をクリアした法人事業主です。
この中でモデリング対象に選ぶべき属性はパーソナルショッパーになります。
一見、優良なプレミアムショッパーを真似した方がよいのではないかと思われるかもしれませんが、プレミアムショッパーとの間には大きな実力の差が存在し、簡単には真似できないことが多いです。
また、SHOPも大量の商品をまとめて安く仕入れて在庫販売しているケースもあるので個人が真似をするのはハードルが高いかと思います。
ですので、まずは真似をしやすいパーソナルショッパーにターゲットを絞りましょう。
出品者登録日
出品者登録日もチェックしましょう。
出品者登録日は登録日から6か月~1年以内のショッパーが真似しやすい傾向にあります。
例えば、活動歴10年のベテランショッパーをいきなり真似しろと言われても厳しいものがあります。
ベテランショッパーは買い付け先からディスカウント購入ができるようになっていたり、リサーチ力も高く、在庫販売を行っている可能性もあります。
また、登録日から1か月~2か月のショッパーはモデリングをしてもほとんど収穫がないという可能性が高いです。
登録日が1か月~2か月でも多くの利益を出しているアカウントはベテランショッパーのサブアカウントである可能性も高いので注意が必要です。
もちろん登録日だけを見て単純に判断すればよいというものではありません。
極論、1年前に登録をしていてもほとんど活動していないようなショッパーも存在するからです。
一日・全体の出品数
一日・全体の出品数も確認してみましょう。
確認のしかたは対象のショッパーページへ飛び、最新商品をもっとみるをクリックします。
出品した商品が新着順に並べられていると思いますので、商品を選んで画像を新しいタブで開き、出品日を確認していきます。
いくつかの商品の出品日を確認し、おおよその一日の出品件数を出してみましょう。
もしもあなたがご自身でツールも外注さんも使わずに出品活動をしている場合、ツールや外注さんを使って一日に大量出品をしている方をモデリングするのは非常に厳しいです。
また、全体の出品件数が3000~5000件など極端に多いショッパーですとそれだけの出品数をすぐに真似して結果を出すというのも難しいです。
逆に出品件数が極端に少ないショッパーも出品ブランドや商品に偏りが出ており、モデリング先としては不向きと言えます。
販売件数
1日、1か月あたりの販売件数も確認してみましょう。
こちらは注文実績を見てざっくり確認します。
出品件数が多くても受注に繋がっていなければ意味がありません。
1か月あたりの販売件数はもちろん、1日あたりの販売件数、売れている商品やブランドの内訳も確認します。
例えば極端な話、1か月あたりの販売件数が50件あったとしても、そのうちのほとんどが同じブランドの同じ商品で1か月のうち3日間で作った売上だったとしたら、それは一時的なヒット商品ということも考えられ、モデリングの対象にするのは厳しいです。
できれば色んなブランド、色んな商品が1か月間にわたりコンスタントに売れ続けている方がモデリングをしやすい傾向にあります。
月の利益額
また、1か月間の利益額もざっくりでよいので計算をするようにしましょう。
注文実績からいくつかの商品をピックアップして利益額を計算します。
例えば、そのショッパーのおおよその平均利益額が3,000円で月の販売件数が30件であるなら月に90,000円の利益を取っていることになります。
平均利益額が1,500円の薄利多売の場合や月の利益額が20,000円など、自分が目標としているものより低い場合はモデリング先として選ぶには不向きと言えるかもしれません。
そのあたりも考慮してモデリング先を選ぶようにしてみましょう。
ココに注意
BUYMAではショッパーを検索する機能はありません。
モデリング先探しをする場合は自分が気になるブランドや商品の「得意なショッパーベスト3」などをチェックするなど、普段のリサーチの中から効率よく見つけ出すようにしましょう。
モデリングする項目
モデリング先を見つけたらモデリングリサーチを行います。
具体的にどの部分をどのようにモデリングしていくのかお話させていただきます。
ココに注意
ブランドと商品
まず思いつくのがモデリング先のショッパーが扱っているブランドや商品をモデリングすることです。
今、まさに売れている、もしくは売れようとしている需要のあるブランドや商品を見つけて出品していきます。

商品名の付け方
モデリング先のショッパーの出品ブランドや商品で人気が高いものがあればその商品名の付け方を参考にすることもできます。
例えば、ブランド名や商品名は英語か、カタカナか。
「海外セレブ愛用」や「芸能人愛用」「限定品」「期間限定」など、どんなワードが入っているか。
それらを参考にして自分なりに、より魅力的な商品名をつけましょう。
商品ページの内容
商品ページの内容も参考にすることができます。
商品ページは1つ1つに時間をかけて、力を入れて作成する必要はありません。
基本的に、同じブランドの類似商品はコピーをして作成をすれば大丈夫です。
しかし、もしもモデリング先のショッパーの商品ですごく売れている商品があれば、どのようなキーワードが盛り込まれて商品ページが作成されているのか?
また、サイズやカラーはどのように設定されているかなど、参考にすることができます。
タグ
タグも参考にしてできるだけたくさんのタグを付けるようにしましょう。
お問い合わせ
また、お問い合わせの内容を参考にすることもできます。
お客様に対する言葉遣いやおおよその返信速度などです。
その他にも服や靴のサイズ感など商品の詳細情報の問い合わせを受け、自分が充分な情報を持っていないときに他のショッパーのお問い合わせ欄から情報を探すこともできます。
また、商品のおおよその配送期間や在庫状況の情報も見つけることができます。
配送日数
商品の配送日数もモデリング先のショッパーを参考にすることができます。
配送日数は短く設定し過ぎると実際にお客様にお届けしたときに「到着日が目安より遅かった」とクレームを受ける可能性が出てきます。
また、長く設定し過ぎると受注を逃す可能性があります。
お客様は少しでも早く自分の手元に商品が欲しいと考えているからです。
ですので、適切な配送日数を設定しましょう。
また、一度買い付けを行えばおおよその配送日数はわかるので後で修正をすれば大丈夫です。
配送方法
配送方法も参考にすることができます。
ポスト投函なのか直接手渡しの配送方法なのか。
参考にして少しでも経費を節約できるような方法を選びたいですね。
モデリングのポイント
それでは最後に、モデリング先を選ぶ際、またモデリングリサーチをする際に大切なポイントをお話させていただきます。
それは、モデリング先を探したり、モデリングリサーチをする際はなるべく深く戦略の部分を意識してするということです。
そしてその戦略が自分のスタイルに合っているかどうかを考えてみることも大切です。
一例を上げれば、そのモデリング先のショッパーは高値売戦略なのか、薄利多売戦略なのか。
時間がある方や、外注・ツールを上手く使える方は薄利多売戦略でも問題ありませんが、BUYMAの活動時間がなかなか確保できなくて外注化もしていない方は、薄利多売戦略より高値売戦略のようなショッパーをモデリング先として選んだ方がよいと言えます。
また、そのモデリング先のショッパーはどのような思考で活動をしているかを読み取り、考えてみることも大切です。
最初は難しいと感じるかもしれませんが、この考え方はビジネスのあらゆる場面でとても役に立つのでぜひ訓練をしてみてください。

まとめ
いかがでしょうか?
モデリングリサーチをすることにより、より効率よく利益を上げることが可能となります。
しかし、モデリングリサーチの効果を発揮するためには自分に適したモデリング先を探す必要があるのです。
